生殖器
卵胞嚢腫

<症例1>

トイプードル 10歳 雌 体重2.0Kg

主訴:食欲不振、嘔吐

血液検査の結果、白血球の僅かな上昇とCRP蛋白という炎症マーカーが6.3と上昇傾向あり。

何らかの感染症の可能性もある為、腹部超音波検査を行いました。

超音波検査では子宮の拡張、卵巣の腫脹が認められました。

卵胞嚢腫と過剰な卵胞ホルモンによる子宮腺過形成症または支給蓄膿症と診断し、卵巣・子宮摘除手術を行いました。

卵巣には大きな卵胞がありここから大量の卵胞ホルモンを放出して異常を起こしていたものと思われます。

子宮も拡張して子宮蓄膿症になっていました。

 

<症例2>

トイプードル 13歳 雌 体重3.8kg

主訴:元気食欲あるが発情出血が1ヶ月以上続いている

血液検査では長期にわたる出血は卵胞嚢腫による異常ホルモンの影響だと診断し卵巣・子宮摘除手術を行いました。

卵巣には拡張した嚢腫があり子宮も拡張して子宮腺過形成症がありました。

 

卵胞嚢腫は7~8歳以上の避妊していない雌犬に発症する傾向にあります。

しばらく発情出血がなかった後急に出血があったり、前の発情出血より期間が短く出血がおこる、いつもより出血期間が長いなどの症状がある場合は正常な発情ではなくこの卵胞嚢腫の可能性があります。

放置すると子宮蓄膿症など生命に関わる重篤な疾患になる場合があります。

 

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