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新しい内視鏡を導入しました!
本来ならば開腹手術が必要な症例が、内視鏡を用いることで開腹することなく処置や検査をすることが可能になります。
対象となるのは、
①上部消化管内の異物の除去 ②消化管内の組織検査 です。
=①上部消化管内の異物の除去=
患者様とのお話の中で「異物を誤飲した」という話はわんちゃん、ねこちゃん共に大変よく聞きます。
ブログでもたびたび紹介してきましたが、異物誤飲の症例は非常に多いです。
催吐剤を投与し吐かせることで異物が出ればよいのですが、うまく吐くことができなかったり異物の形状によっては吐かせる方がリスクが高い場合もあります。
そういった場合は内視鏡を使用して異物を取り出します。(内視鏡でも困難な場合は開腹手術になることがあります。)
=②消化管内の組織検査=
嘔吐や下痢などの消化器疾患の精査のため、消化管内の組織を内視鏡を用いて直接採取します。
採取した組織の病理検査を行うことでその症状の原因究明に役立ちます。
どちらの処置・検査も開腹手術よりも手術時間が短く、動物への負担も少なくなります。
内視鏡が必要な症例には積極的に活用していきます。
皆様の大切なペットたちの負担が少しでも軽くなればと思っております。
より良い医療が提供できるようスタッフ一同日々精進して参ります。