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マスクの誤飲に注意
当院に来院していた5歳のゴールデンレトリーバーが突然嘔吐をしました。
吐いた物はマスクでした。
健康で元気な状態での来院だったため、飼い主様も驚いていました。
口にくわえていたのを目にしたことはあるが飲み込んだことには気づいていなかったようです。
また別の件では、使い捨ての不織布マスクのひもの部分をかみちぎって飲み込んだ7ヶ月の猫もいました。
その子は幸いなことに2日後に便と一緒に出てきましたが数日後に別の異物を飲み込み来院しています。
嘔吐や便と共に出れば問題ありませんが、消化管で詰まってしまった場合は開腹手術になる場合があります。
コロナ禍で当たり前にマスクを着用する時代です。
動物たちにとっては、飼い主さんや周りの人々がある時から急に口に何かを着け始めたため不思議に感じているでしょうし、気になって口にしてそのまま飲み込む可能性は非常に高いです。
日常的に使う枚数が多く、特に家族が多いご家庭では枚数が把握しきれないこともあるかもしれませんが、使用した枚数を確認されることをお勧めします。
皆さんもマスクの保管には充分ご注意ください。