BLOG
ゴールデンレトリーバーの仔犬の靴下誤飲

5ヶ月のゴールデンレトリーバーの仔犬が、

「子供の靴下を食べてしまった!」とのことで来院されました。

くわえて遊んでいたらそのまま飲み込んでしまったようです。

 

すぐに来院していただいたので催吐処置を実施しました。

催吐剤を投与して嘔吐させ、出てきた靴下です。

2足まとめて飲み込んでしまっていました。

 

大型犬の仔犬なのでこの大きさなら飲み込めないだろうと思われがちですが、「まさかこんな物を!」というお話を聞くことはよくあります。犬にとって、くわえて口の中におさまる大きさの物は飲み込んでも不思議ではありません。

また布製の物は水分を含んで集まると団子状の塊になります。

誤飲した場合、胃液などの水分を吸収して消化管の中を移動するうちに塊となり、途中で詰まって閉塞を起こす可能性もあります。

今回はまだ胃の中に留まっている状態だったので病院で催吐処置をして出すことができました。

時間が経過しすでに胃を通過している時は開腹手術をして摘出することが必要になる場合もあります。

異物を誤飲してしまった場合は病院に電話をしていただきできるだけ早くお連れください。

 

間違って誤飲させないためにも「口に入れてはいけない物を届くところに置かない」ことが重要です。

誤飲には充分お気を付けください!!

カテゴリー
  • 症例紹介 (20)
  • BLOG (32)
  • ページの先頭へ