マイクロチップ
マイクロチップとは?

犬、猫の頸部の皮下にごく小さなチップ(直径2mm、長さ11mmで固有のIDナンバーを書き込んだ超小型IC)
を埋め込み個体を識別することが出来ます。
動物の保護管理を目的として1989年イギリスで開発されました。
現在世界で400万頭の動物がマイクロチップで登録管理されています。
北欧諸国、フランス、スペイン、シンガポール、台湾等の国では犬の登録にマイクロチップを採用しています。
イギリス、オーストラリア、ニュージーランド等では入国する動物の検疫制度の一環としてマイクロチップの埋め込みが義務付けられています。
日本からこれらの国へ動物を出国させるためには、動物の身元確認のためマイクロチップをあらかじめ埋め込んでおく必要があります。
日本ではマイクロチップはまだ普及途上ですが、近く動物愛護センターにもマイクロチップリーダー(IDナンバー読み取り器)が配備され迷子動物の身元確認、飼い主探しに役立つものと思われます。

マイクロチップを埋め込んでおくと・・・
- 災害や盗難、迷子などいざという時に確実な身元確認が可能です。
- 名札や首輪とちがい落としたり、はずれたり、紛失したりすることがありません。 一度チッピング(埋め込み)すれば生涯を通じて有効です。
- ニコム等のペット健康保険の個体識別にも使用できます。
マイクロチップの埋め込み法
- マイクロチップインジェクターという注射針の中にIDチップの入った器具で動物の皮下に埋め込みます。
- 埋め込みにかかる時間は2~3秒です。ワクチンなど予防注射をする程度のわずかな痛みですぐに終了します。
- マイクロチップリーダーという読み取り器でIDナンバーを読み取り埋め込みを確認します。
一度埋め込まれたチップは体内で移動することはありません。また周囲の組織への影響もなく安全です。
細菌培養検査
細菌感受性検査
血圧測定
種類:ピレニアン/性別:雌/年齢:10歳/名前:メイ
寒い所の原産なので、夏の暑さは苦手です。皮膚病や外耳炎になりやすく食欲も落ちるため、夏はいつも体重が減ります。冬の寒い時は元気いっぱいです。
2年前に子宮蓄膿症という子宮に膿が溜まる病気になりましたが、手術して今はすっかり元気になりました。
看護士のヤナダさんはやさしいから大好きです。院長先生は注射したり耳そうじしたりするから嫌いです。特に耳そうじは大嫌いです。
血圧測定
8歳以上のシニア世代になったら血圧の測定をしましょう。
動物も人と同様に高血圧症があります。高血圧症はサイレントキラーと言われ、知らぬ間に体の各器官を障害してゆき老化を早めます。
心臓病や腎臓病の場合は特に高血圧症を起しやすくなります。逆に血圧を調節してやることによって心臓病や腎臓病の症状を緩和することができます。
また、ひどい嘔吐や下痢による著しい脱水、大量出血、交通事故などの強い打撲などにより著しい血圧低下を起すこともあります。
血圧測定法
数年前までは、犬や猫は全身被毛に覆われているため、人のように手軽に血圧を測定することは難しいとされていました。しかし今は動物用のよい血圧計が開発され、動物も日常的に血圧を測定できるようになりました。
- 後ろ足の毛を少し濡らします。(毛の中に空気が入ると正確な測定ができないからです。))
- カフというベルトを巻きます。
- 後は器械が自動的に血圧を測定します。
犬・猫の正常血圧
| 最高血圧 | 最低血圧 | 平均血圧 |
|---|---|---|
| 80~160mmHg | 60~100mmHg | 70~130mmHg |
エリザベスカラー
腹部、臀部、肛門周囲、背部などの部位の外科手術、外傷、皮膚病などでは動物が患部を舐めたり咬んだりすることにより治癒の妨げとなることがあります。
このため動物が局所を舐めたり咬んだりしないよう患部を保護するために首の周囲にエリザベスカラーという傘状のカラーを装着します。
また耳や眼の疾患、顔の皮膚病などで患部を引っ掻くのを保護することも出来ます。
英国のエリザベス一世の肖像画で首の周囲の大きな襟があることからエリザベスカラーという名前になったとされています。
動物の大きさ、保護の必要な場所、性格、首の太さなどによりカラーの材質、大きさ、首周りなどを調節し、製作します。
動物は装着後一時はいやがったり物にぶつかったりすることもありますが、すぐに順応して通常生活が出来るようになります。
軟らかい材質のソフトカラーもあります。(パピヨンの写真3)ソフトカラーは動物が動きやすく生活への影響が少ないという利点がありますが、少しコスト高です。

臀部の腫瘍の摘出手術後
患部を舐めないよう装着
乳腺腫瘍の手術後
患部を舐めて縫合糸を
はずしてしまったため装着
ソフトカラー装着例











