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トイプードルの帝王切開をしました
先日、帝王切開手術を行い2頭のトイプードルの仔犬が誕生しました。
飼い主さんの自宅で交配した子で出産間近の頃より当院で経過を見ていましたが、母犬が小さく(体重約2㎏)胎児が大きく育っており1頭が逆子であったため自然分娩困難と判断し帝王切開手術を行いました。
自力でのしっかりした呼吸を促すため酸素吸入をしているところです。
鳴き声を聞くことができたら一安心。この後母犬に会わせて初乳を飲ませます。
母乳を飲もうと懸命に吸っています。
ただ母犬の母乳が充分に出なかったため点滴とホルモン治療をしながら最初の数日は人工哺乳を併用して補いました。
母犬は初めての経験でしばらく戸惑っていましたが徐々に仔犬を気にかけるようになり今では一生懸命お世話をしているそうです。
最近では自宅で分娩される方が少なくなり帝王切開手術も珍しくなりました。
犬は自然に出産すると思われがちですが近年犬が小型化しており難産になるケースも少なくありません。
出産をお考えの場合は妊娠初期から定期的に受診し、母体・胎児の状態確認も兼ねて検査をされることをお勧めします。
仔犬たちは母犬と飼主さんからたくさん愛情を受け毎日少しづつ成長しています。
元気に育ってね!