歯周炎の起こり方
【1】犬や猫が食餌を食べることにより、食べ物の残りかすが歯や歯肉に沈着し白い膜状の物質となり、そこに細菌が繁殖します。
これを歯垢(プラーク)と言います。(歯垢の段階では歯磨きすることによって歯垢を除去してきれいにすることが可能です)
【2】歯垢の中の細菌が歯肉に炎症を起して歯肉が赤く腫れてきます。
【3】さらに唾液の中のカルシウム等の成分が歯垢に沈着して石のように硬い物質となります。これを歯石と言います。
(歯石になってしまうと歯磨きではもうきれいに出来ません。)
【4】歯垢、歯石が歯と歯肉の間に長く存在すると、中の細菌の出す毒素によって歯肉や歯を支えている顎の骨(歯槽骨と言う)がしだいに融けてなくなって しまい、ひどくなると歯を支えていることができなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周炎がひどくなると歯と歯肉の間にポケット状の大きな隙間が出来てしまい歯石除去(スケーリング)をしてきれいにしても
次の歯石が早い時期に沈着し易く、短い期間での繰り返しの歯石除去が必要になってしまいます。
歯周炎が起こると・・・
【1】口臭がひどくなる 【2】歯肉からの出血がおこる 【3】よだれがでる
【4】硬いフードを食べなくなる 【5】食欲不振 【6】歯がぐらぐらする
などの症状が起こります。
また歯周炎になると常に口の中に細菌が存在するために、細菌が血液中に入って体のいろいろな臓器に運ばれ
心臓や腎臓、肝臓などの病気を引き起こします。
根尖性歯周炎
歯の根の奥に細菌が繁殖してそこに膿がたまると細菌の毒素により周囲の顎の骨(歯槽骨)が次第に融けて骨に穴が開き、眼の下から膿が出てきたり、鼻へ通じて鼻から膿が出たり、ひどいクシャミをするようになることもあります。このような時は歯を抜いたり、骨の穴をふさぐ手術が必要になる場合があります。 |